辞書の説明を例文と合わせて見てみましょう。

「葛藤」とは《葛(かつら)》や《藤(ふじ)》がもつれ絡み合うことで、相容れないもの同士の揉めごとを表わし、以下のような2つの意味があります。

「1」 人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。 つまり、他人同士の意見が合わず争いが起こってしまう状態にあること。

  • 日本語:プロジェクトの今後の方針について意見が合わず、チーム内で葛藤が起こる。
  • 英語:Regarding the future plan of the project, opinions differ and disagreements arise among team members.
  • 日本語:嫁と姑の間の葛藤で夫の居心地が悪くなる。
  • 英語:The conflict between the mother-in-law and the bride makes the husband feel uncomfortable.
  • 日本語:長い間海外生活をしていた友人と価値観の違いが生じ、話が合わず葛藤に苦しむ。
  • 英語:I suffer from the dissonance of talks with my friend, who has lived abroad for long years and has different sense of values.

「2」 心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在しそのいずれを取るか迷うこと。 これは、他人との間ではなく自分の心の中に渦巻く相容れない感情に苦しんでいる状態にあること。

  • 日本語:念願叶って海外に留学したが、理想と現実の大きな違いに葛藤することになった。
  • 英語:I fulfilled my utmost desire to study abroad, but since reality and imagination differed significantly, I was deluded.
  • 日本語:離婚したいが、すぐに1人では生計が立てられず葛藤する。
  • 英語:I want to get divorced, but because I cannot make a living on my own, I am hesitating.
  • 日本語:今の生活を変えるため、留学するか転職するかの選択に葛藤する。
  • 英語:In order to change my current lifestyle, I have two options, one is to study abroad and one is to change my job, so I am being indecisive.

他人との間もしくは自身の心の中に、絡み合う葛と藤の枝をイメージすることで的確な状況が表現できそうですね。

上記の例文に基づき「葛藤」というのは英語で「conflict」や「dissonance」や「disagreement」と言えます。もし「葛藤する」という動詞を使いたい場合「to be deluded」や「to hesitate」または「to be indecisive」と言えます。